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さて、8/8(火)は満月です。
そして、月蝕になります。
月蝕の時は、月-自分自身の内面に、天体の影響が強めに働きます。
月蝕の満月は、どのような星の力が働くのでしょうか?
まずは、太陽と火星のサビアンの傾向から見ていきます。
西洋占星術用語 ・アスペクト:天体どおしの角度 ・コンプロマイズ:3つ以上の天体から形成される直角三角形 ・Tスクエア:3つ以上の天体から形成される直角二等辺三角形 ・グランドトライン:正三角形。天体の位置により火、風、水、土の属性(元素)を持つ ・カイト型:4つ以上の天体から形成される凧のような四角形 ・ダイヤモンド型:コンプロマイズの長辺が重なり、角が2つ出ているような形 |
太陽と火星の位置
太陽は、獅子座7度から8度進み、獅子座15度の地点に移動しました。
火星は、獅子座6度から5度進み、獅子座11度の地点に移動しました。
太陽と火星は4度開いています。まだ隣合っている状態です。
下弦の月(8/15)をみると、太陽は獅子座22度、火星は獅子座16度の地点です。
下弦の時点でも、太陽と火星は6度の開きです。
下弦の月までは、太陽と火星は隣合っていると考えていいでしょう。
太陽と火星が隣合っていて、そして火星が太陽の前にある場合、何も考えもせず行動してしまう傾向があると思います。
行動してから考えるのですね(自分のことかも(^^;)。
しかし、今回のように火星より太陽が先の度数に位置していると、
「理想を追求する太陽-現実の行動力として太陽を追いかける火星」
という図式になり、こちらの方がやりやすくなると思います。
サビアンからみる太陽と火星の傾向
太陽と火星が位置する度数をみると、満月~下弦の月の間に、
太陽は、獅子座15度~22度
火星は、獅子座11度~16度
に滞在しています。
以前も書きましたが、サビアンシンボルの象徴は、神話に出てくる冒険の旅の物語として理解することができます。
そして、この冒険の物語は、5度ずつのグループで進んでいきますが、冒険の旅の物語に加えて陰陽のリズムを伴っています。
こんな感じです。
1.冒険の決意(0度~5度)【冒険の扉を開く(外側)】
2. 旅のスタートと最初の関門クリア!(6度~10度)【自分を鍛える(内側)】
3.快進撃(11度~15度)【ぐんぐん進む(外側)】
4.ラスボス対決、絶対絶命のピンチをクリア(16度~20度)【ラスボスは自分の内面の象徴(内側)】
5.冒険を成就とステージアップ、そして冒険の終わり(21度~25度)【勇者の自己表現(外側)】
6.次の冒険の準備(26度~30度)【自分自身の総括。そして次の冒険の心の準備(内側)】
これに今回の太陽と火星を当てはめてみると、
・獅子座太陽(獅子座15度~22度)
→ラスボスとの対決。そして倒して冒険を成就してステージアップ!
・獅子座火星(11度~16度)
→快進撃からラスボス登場。戦っている真っ盛り。
と、なります。
太陽は、獅子座の冒険をほぼ終えて、獅子座の真の勇者に変革しました。
火星は、獅子座の冒険の一番大詰めを迎えているとこです。
獅子座は、牡羊座から蟹座まで経験して体得した、自分自身の資質を自己表現していく星座です。
ミッション、夢、やりたいことを表す太陽は、獅子座で水瓶座の視点の高さ、グローバリゼーションを手に入れて、自分だけの自己主張ではなく、もっと大きい視点から目標を考えることができるようになりました。
そして、太陽の目的を行動に移す火星は、太陽のビジョンを少し消化できずに葛藤しています。
目標、目的、やりたいことは、外に向かって何か自己表現しようと思っています。
だけど、行動力は、ちょっと内向き。
内向きの行動力とは、自分の内面で解決しない悶々とした気持ちが、溜まって爆発してしまうみたいな感じでしょうか。
火星には、「悶々とした気持ち」というものは無いかもしれません。
しかし、6度しか離れていない太陽には伝わります。
理想に燃える太陽。悶々とする火星。
もし、内側に向かう「悶々とした気持ち」のようなものがあったら、勢いに任せてフタしないでください。
ちゃんと、その内側に向かう気持ちに応えてあげる時間を取った方がいいです。
そうしないと、爆発してしまいます。
爆発は、突発的な発散です。
感情的出る場合は、感情的な爆発、身体に出る場合は、倒れちゃったりするのだと思います。
夏土用の時期ですから、特に身体はご自愛して欲しいですね。
今回は、太陽と火星のサビアンからみてみました。
次回、社会の流れから、もう少し細かく星読みをしていきます。
今日もみなさまにとってわくわくな一日でありますように!!!