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さて、今日は、新月の個人天体の星読みです。
かなりパワフルな配置になっています!
やりたいことを爆発させる新月
新月とは、地球からみて太陽と月が重なった日です。
7/23に新月なのですが、この日は、二十四節気の「大暑」の日でもあります。
「大暑」とは、太陽が獅子座0度の地点に移った日のことです。
つまり、この新月の日は、太陽も月も獅子座0度で重なっているのです。
「大暑」の日が新月とは限りません。
2017年は、「大暑」-獅子座0度で新月となったことが一番の特徴です。
それでは、太陽と月が位置する獅子座0度の意味をみてみましょう。
獅子座0度のサビアン度数は、獅子座1度になります。
サビアンシンボルは、獅子座1度「脳卒中の症例」『A case of apoplexy.』
1度から30度まであるサビアンシンボルは、その星座のなかの英雄の旅-勇者が旅する冒険の物語と似ています。
様々な経験を積んで、その星座の25度で大きな資質として成長させます。
勇者が経験値を積んで、地元の村に帰ってくるような旅なのです。
サビアンシンボルの1度はその冒険の旅の前に当たります。
これから様々な経験を積む前の素の資質-その星座を純粋に表している資質が現れています。
この、獅子座1度の「脳卒中」というのは、病気の「脳卒中」とは違います。
純粋にやりたいことを、そのまま爆発させている比喩として使っているようです。
太陽が支配星である獅子座は、自己表現活動が大きな特徴です。
ここでは、その獅子座の大きな自己表現活動の爆発力を表しているのです。
下弦の月で天王星と重なっていた月は、今回太陽と重なっています。
月は重なった天体の意思を、次の天体に引き継いでいきます。
下弦の月で、改革の意思をもった天王星の想いを太陽に伝えています。
しかも、アスペクトも獅子座月太陽火星-牡羊座天王星90度(赤実線②)があります。
これは、太陽活動に対して改革の力が突然働くというものです。
新月の目標は、大胆にやりたいことを素直に爆発させていいのではないでしょうか。
きっとそこには、下弦の月から続く改革-オリジナルの力が働きます。
一方、火星も太陽月と1度違いで重なっています。
火星のサビアンシンボルは、獅子座2度「おたふく風邪の伝染」『An epidemic of mumps.』
獅子座1度の「脳卒中」といい、2度の「おたふく風邪」といい病気を比喩として使っていますが、本当の病気のことではありません。あくまで比喩なのです。
何の比喩かというと、自分が発症している「おたふく風邪」を周囲に「伝染」させること。
この「おたふく風邪」というのは、獅子座1度の「脳卒中」のことを指しています。
ややこしいですね。
つまり、獅子座1度でやりたいことをそのまま爆発させました。
今度は、獅子座2度でそれを周囲にまき散らしているんです。
サビアン度数とアスペクトを考えると、上記太陽と同じです。火星が加わることで、太陽のやりたいことに実行力がついて加速します。
上記にも書きましたが、獅子座月太陽火星-牡羊座天王星90度(赤実線②)のアスペクトあります。
火星ー天王星90度は、天王星の機械のような精度の高さと火星の行動力の組み合わせです。
やはり相当な改革、現状の打破といった力が出てきやすいのです。
知的活動と好奇心を活動のテーマにしよう!
土星と木星は、個人が使える天体ー金星、水星と下記のようなアスペクトを組んでいます。
・射手座土星-双子座金星-獅子座水星のコンプロマイズ(茶色実線⑦)
・天秤座木星-双子座金星120度(橙色実線⑧)。
射手座土星の180度に位置へ双子座金星が移動してきました。
これは、双子座金星活動を、射手座土星が現実の形にしようとしています。
では、双子座金星の活動とは何でしょうか?
金星は牡牛座と天秤座の支配星です。
牡牛座は、自分自身の五感を頼りに自分を伸ばすことを表し、天秤座は人間関係を表します。
自分の五感が喜ぶような楽しいコトを、好奇心旺盛にドンドン楽しむような活動を指しています。
そこに支援活動として入ってくるのが、獅子座水星と天秤座木星です。
コンプロマイズで支援している獅子座水星は、知的表現活動を表しており、120度で支援している天秤座木星は、良好な人間関係の拡大を表しています。
金星の180度向こうにある射手座土星は、専門的なもの伝統的なものの追求という意味があります。
サビアンシンボルは射手座23度の「移民の入国」。
以前も書きましたが、新しい環境を受け入れる度数です。
射手座土星の専門的なもの伝統的なものを、双子座金星の興味や好奇心を使って追求していくと、それが自分にとって新発見や新知識であっても、ちゃんと受け入れることができると思います。
まとめ-「しなやかに」そして「ガンガン」と!-
まず、社会的な世相としては、
「組織のひとりひとりが自分の役割を果たす」ことを振り返り、以前のやり残したことを解決する時期です。
その組織や人間関係でソリが合わないときは、ガチンコ対決せず、周囲をみて場の流れを利用しながら、上手に動いていくことがも必要です。
表現は古いですが、「しなやかに組織に貢献する時期」と言えます。
一方、個人の活動としては、
「やりたいことを好奇心をもってガンガンやっていこう」です。
太陽火星が力強いので、新月の目標は積極的なもののほうがよいと思います。
できれば、独りではなくて仲間と一緒にわいわい楽しんだ方がいいです。
下弦の月から続いている知的な表現活動に好奇心のテーマがあるといいですね。
この火星の行動力は、かなり強すぎる傾向があります。
もしかしたら、上記の社会的な活動のでガチンコ対決したくなるかもしれません。
そのときは、この行動力をどう使うか考えどころです。
社会的な世相は、やり残した課題をやる時期なので、未解決の課題に取り組む行動力として火星の力をつかうのもいいでしょう。
やりたいことが社会的な活動と一致しているのが一番良いのですが、社会面のテーマと個人の目標が別々でもよいと思います。
それは、どこかで相互的に作用する時期が来ますので、バラバラだと現在は思っていても大丈夫です。
次回は、目標策定のための1ヶ月の流れを見て行きます。
今日もみなさまにとってわくわくな一日でありますように!!!