天王星が牡羊座27度へ、冥王星が山羊座18度に移動です

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

上弦の月の次の日である、今日、天王星と冥王星が1度ずつ移動します。

天王星、海王星、冥王星はトランスサタニアン天体といいます。

この3天体は、地球から見ると動きが遅いため、1度1度動くごとに世相に影響するといわれています。

影響するといっても、何か事象が発生するのではありません。

世相の雰囲気が変わるという感覚です。

  

 

 

アサーティブな天王星

天王星が牡羊座26度から27度に移動します。

 

牡羊座27~28度は、サビアン度数では牡羊座28度。

牡羊座28度のサビアンシンボルは、

「落胆させられた大聴衆」『A large disappointed audience. 』

この「落胆させられた大聴衆」というのは、「大聴衆」が期待するものと、自分の演奏するものが違うので、「大聴衆」が「落胆」するのです。

「大聴衆」とは、自分を取り巻く人達。自分の演奏は、自分が表現するパフォーマンスのことです。

 

牡羊座前半の特徴は、周囲が見えなくて、ただ行動するだけでした。

でも、牡羊座後半では、周囲と調和をとりながら、牡羊座らしさを追求していきます。

しかし、ここで一度、あえて周囲の期待にそむくのです。

周囲の期待を理解しながら、その期待を外すことで、自分らしさを見つけていくのです。

 

「アサーティブ」という言葉があります。

自己表現、自己主張をする意味なのですが、イヤなものを断るだけではありません。

自分の主張を通しながら、相手も尊重できる代替え案や代替え行動をとっていくのです。

世相としては、同調するより自己主張がもっと出てくるのでしょう。

天王星は、改革の天体ですから、何か革新めいた第3案を提示しながら、「それはイヤだけど、こうしたらどうか?」というようになっていくのかもしれません。

 
 
 
 

 

情感をコントロールして結果にコミットする冥王星  

4/20(木)に山羊座19度の冥王星が、9/29までに山羊座16度まで逆行します。

本日、1度移動して山羊座18度になりました。 

山羊座16~19度は、サビアン度数だと17度~20度。

 サビアンシンボルを冒険の旅としてとらえると、

この度数は 「ラスボス対決、絶対絶命のピンチをクリア(16度~20度)」の部分。

このラスボスとは、180度対抗にある蟹座のことです。

蟹座の資質が山羊座に入ってきて、融合するために葛藤します。

そして、やがて蟹座の資質を取り入れて、ステージアップした山羊座へと成長するのです。

山羊座の資質は、現実的で、時に冷徹さを持ちながら、着実に社会性がある成果を産み出します。

しかし、その反面、自分自身の楽しみや情感を否定しています。

そこに蟹座の「人としての豊かな情感」という資質が入り込むのです。

つまり、「人としての豊かな情感」と「着実に社会性を産み出していく」という2つが葛藤するのです。

今日、冥王星が移動した山羊座18度は、サビアンシンボルで山羊座19度。

 

山羊座19度のサビアンシンボルは、

「大きな買い物袋を下げた5歳程度の子供」『 Child of about five with a huge shopping bag.』

本心では、遊びたいと思っている「5歳程度の子供」が、自分をコントロールして「大きな買い物袋」を下げて、誰がために働くのです。

蟹座が持ち込んだ「5歳程度の子供」の情感。

5歳くらいの子供は、本能のままに遊びたいものです。

だけど、山羊座の「着実に社会性を産み出していく」資質がそれを許しません。

自由でいたいという自分本来の願望に気がつき、しかし、その気持ちにフタをせず、ちゃんと向き合い、自分自身でコントロールして誰がために働く。

 

遊びたい気持ちをコントールして結果にコミットする、ものすごいストイックな度数です。

この度数を、冥王星が通るのです。

冥王星は、「社会を動かす権力や世相」を表します。

つまり、

「自由でいたい自分本来の願望に気がつき、ちゃんと向き合って自分自身でコントロールして誰がために働く。」

これは家庭やプライベートというより、仕事や公的な活動面になります。

冥王星は、2016/12月~2017/4/19の間に山羊座16度~19度を移動し、この蟹座の情感との葛藤を体験してきました。

山羊座18度にいたのは、2017年2/2~3/11でした。

 

今は、その時期に解決できなかった、

 「自由でいたい自分本来の願望に気がつき、ちゃんと向き合って自分自身でコントロールして誰がために働く。」

という、仕事や公的な活動の、やり直しをする時期なのです。

 

相手を理解、自分も納得

この2天体が度数を変え、ちょっと社会の色が変化します。

アサーティブに自己主張する天王星。

「人としての豊かな情感」と「着実に社会性を産み出していく」の2つを葛藤しながら勉強している冥王星。

2017年2月2日~3月11日の出来事の見直しをします。

テーマは、

人間の情感の部分というものを、ちゃんと向き合いながらコントロールしていき社会的な活動で利他の精神をもって働く

ということです。

天王星、冥王星の度数に共通しているのは、自分本位ではないし、自分自身を押さえつけてもいないということ。

 相手を理解して、自分も納得して活動しています。

他の天体との絡みによって、人に影響する意味合いは変化していきます。

しかし、この1ヶ月の背景は、このような意味合いが流れているのです。

今日もみなさまにとってわくわくな一日でありますように!!!

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