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元営業のAくんのストーリー
Aくんは、ずっと営業マンでした。
でも、ひょんなことから5年前に総務に異動したのです。
総務部門の仕事は、会社の顔の役目。
とても大切な仕事なのです。
しかし、営業マンとして外周りばかりしていたAくんにとって、総務の仕事は、面白さを感じることができません。
Aくんは、ずっと「お客様とやりとりする部署に戻りたいなぁ。」と思いながら、日々の仕事をしていました。
毎日、そんなことを考えながら仕事をしているので、当然、総務の仕事は、パフォーマンス良くありません。
そうすると、総務部門では、Aくんの評価が良くありません。
何かあったら異動する確率が高くなります。
そして、ついに異動になりました。
そう、想いは現実になるのです。
新しい仕事は、業務部門です。
ここでは、営業マンが受注した案件について、受注データの入力や、契約書類の整備が主な仕事です。
契約内容の確認のため、お客様とのやりとりが少しだけあります。
その時だけ、仕事にやりがいを感じます。
だけど、それ以外の業務部門の仕事は、やはり面白さを感じられません。
Aくんは、「お客様とやりとりする部署に戻りたいなぁ。」ここでもそう思って仕事をしていました。
毎日、そんなことを考えながら仕事をしているので、周囲からは、「お客様対応はそれなりにこなせるけど、それ以外は仕事ができない。」そんな印象を持たれます。
そうすると、お客様対応の事業をもっと拡大するような事業変革が起きたとき、そこへ呼ばれる可能性が高くなります。
そう、想いは現実になるのです。
実際、Aくんは営業マンに戻ることができました。
Aくんがやっていたこと
Aくんは、「営業に戻りたい」と、会社にお願いしたことは1度もありません。
ただ、いつも「営業に戻りたい」と思っていたのです。
毎日、いやな仕事をしながら、そう思っていたのです。
そうすると、 無意識に態度に出ますよね。
無意識に「営業に戻りたい」という自己表現をしていたのです。
Aくんは、「営業に戻りたい」という気持ちにフタをしてはいませんでした。
「この仕事はイヤだ」「営業に戻りたい」と、いつも自分の気持ちを感じていたのです。
そう感じながら総務や業務の仕事をしていたのです。
「営業に戻りたい」という自分の気持ちにフタをして、「総務でがんばろう」と無理矢理に気持ちを上書きしていたら、決して営業には戻らなかったでしょう。
心のままに行動できるのが一番良いのです。
しかし、たとえ行動できない状況でも、心を無視してフタをしないことです。
これが大切だと思います。
特徴=資質=個性を知る
Aくんは、無意識に「営業に戻りたい」という自己表現をしていました。
この自己表現は、自分の特徴=資質=個性というフィルタを使って、無意識が表現されるものです。
例えば、考えるより先に行動してしまう、牡羊座的資質が強い人は、無意識にやりたくないことは全くやらないかもしれません。
例えば、深く専門的に追求する、蠍座的資質が強い人は、興味がある仕事はとても深い内容のものになり、興味ない仕事とは、雲泥の違いを生むかもしれません。
自分の特徴は、一見「悪いモノ」と思う部分もあるかもしれません。
ですが、貴重な自分の個性です。自分自身の表現方法として使われます。
だから、大切にするのです。
これが、自分を大好きになれということなのだと思います。
そして、自分の特徴がどんなモノなのか認識しておくと、自分を大好きに大切に思えることができます。
西洋占星術の出生図には、自分の特徴が表現されています。
自分の出生図を理解すると、もっと自分自身が好きになれます。
今日もみなさまにとってわくわくな一日でありますように!!!